『鼓道』の開祖として為すべき事 (ABE‛D.'聖)

【宗教】(救われる為に、救いを求め・救いを得る事。)

[一]救済について

(1)世界救済

①今、西暦2005年~2300年代の人類滅亡の阻止の為には、世界平和が必要であるが、それを達成する為には“日本の近隣国である東洋一帯 に「平和の為の繁栄」を実現”し、この一帯を世界のオアシス的存在に成長させる事が、この目的を達成する為には一番の近道であり、且つ最大 の課題である。そしてこの事を通して“タターガタテスト上位『20億人の存続と、その繁栄』を獲得したい”と願うものである。
②地上に異次元的な発展を実現させて、次の世代の礎を今築く事で、地上に今の時点に於いて一番相応しい地上の姿を整える。
③タターガタ・テスト上位20億人の存続の達成等上記の1・2を通して次の時代への橋渡し役を達成する。

(2)個人救済

(10項目の条件を満たした人達の救済):
《10項目の条件とは》
ー.教祖に対して悪事を働かない事・並びに悪意を持たない事等、教祖(御教え・御神力・導き)を冒涜しない事。
二.組織に対して悪事を働かない事・並びに悪意を持たない事等、組織(運営・働き)を冒涜しない事。
三.信者に対して悪事を働かない事・並びに悪意を持たない事等、信者(個人)を冒涜しない事。
四.神・御祭神を冒涜しない事。
五.犯罪組織(暴力団・ギャング等の類)に属していない事。
六.犯罪組織が運営している処(風俗店・悪徳商法等の類)で勤務していない事。
七.悪い職業(売春・窃盗の類)に従事していない事。
八.邪教信者(邪神を祀る、悪い教え・低い教え・至らない教えの下に信仰をしている)ではない事。又、他の新興宗教に属していない事(組織の連 営方針等に齟齬を来たす等の理由から)。
九.教祖で因縁の解けない人ではない事。(例:無間地獄の人間で、因縁の解けない罪の深い人ではない事。etc.)
十.タターガタテスト(完成された人間に近い)上位20億人に漏れない人。(基本的には最初から設けてあるが、地上に生き残れる条件を満たす為 に個人救済の目安としている基準なので多少の猶予は可能である)。
以上の10項目を、全て満たしている人を対象と致します。

①修行者の、修行の完成(解脱の達成)・・・個人救済の理想I。

私の組織では、個人救済の最終的な理想の姿としては、“解脱”を掲げます。 普通、ヨーガ行では、アジナ・チャクラの領域で魂が生きて行ける様 に成る事を“修業の完成”とか““解脱”とか言って、それから先の導きは説かない処がありますが、実際は、神の世界に於けるヒエラルキーには、 アジナ・チャクラの上にもサハスララ・チャクラを含めて七つ分のチャクラの領域がある、と聞かされております。それで、インドのヨーガの修行世界 に於いてもアジナ・チャクラまでの事しか説かない処と、サハスララ・チャクラまでの事を解く処があったりして、“解脱”の話になってもアジナ・チャク ラの領域に至れば解脱”であると謂う人もいれば、サハスララ・チャクラの領域に至る事が、「真の解脱”」であると主張する人がいたりも致しま す。其処のところを私は、『救い』と謂うもの”を基準にして考え、アジナ・チャクラの領域は解脱”を達成して彼岸に於いて「因縁が解ける幸福」 や「プルシャの愉悦に救われる幸福」に生きて行けるように成ってきた修行の境地、そしてサハスララ・チャクラの領域は、因縁の世界に戻らなけ ればならないカルマが全て解けて「因縁の無い自由:人間にとっての本当の自由と謂う幸福」又、「日本神道で謂う、雅で・豊かで・明るく・喜び」に生 きる事が出来るように成って来て、身の周りのものが自然に今迄以上に整って来て、人間を創造して下さった神様が人間に望みうる最高の人間。 が、其処で完成してゆく事が出来る修行の境地であり、自分達人間が本来目指す幕生き方のできる領域であり、誠の漏尽通力者が誕生する修行 の境地であると思いますので、サハスララ・チャクラの領域の重要性を第一に考えます。

②菩提心を持つ方々が真理を体得する為の指導(開悟の達成)・・・個人救済の理想II。

私の組織では、『解脱』の達成による 救済の次に重要視するのは、『開悟の達成』による救済です。但し、この開悟とは、『空の悟り』の開悟の事で す、「空の悟り」を経験することによって「得えも言われぬ法悦に依って救われる」
~続く~

③信仰の手引き(信奉者の、戒律を守った生活の教導)。

[二] 悟り
(1) DHARMAの悟り:神前修行を通して『解脱』を達成し、限り無きプルシャの DHARMAに救われる事を目指します。
(2)「空」の悟り :「空」の悟りを得て、“えも謂われぬ法悦に依って救われる事”を目指します。
(3) 宇宙の叡智:因縁の法則等に代表されるような表裏一対の真理を理解して実践し、因縁を越え、因縁を立替え、因縁を切り、因縁を解消し て、災いを避け、福を招き、幸福な一生を送る事を目指します。
[三]修行
(1)神前に於いて、又日常に於いて、アカーシャ(アナハタ・チャクラの領域)の境地から、虚空(ヴィシュディ・チャクラの領域)、到彼岸(解脱=修行 の完成; アジナ・チャクラの領域)へと、修行の階梯を昇って行き、最終的には“因縁の無い自由”と謂う幸福の境地(サハスララ・チャクラの領域)に在る事を目指します。《例:修行上の心得、修行上の戒律(禁止事項・行うべき事)、修行の環境を整える方法、坐法=姿勢、呼吸法と数息観、契印 =ムドラ、真言=マントラ、観想法と念想する事、各種精神集中法・瞑想法~三昧へ到る方法、etc.》

(2)戒律を修めて実践する。
①組織の戒律:組織として成り立つための約束事。
四悪の禁止《 : 1. 不悪行(①殺人②暴力③悪口④虚言、の禁止)。2. 不浄事(①感染:他人に自分の咳や腹で、風邪や病気を伝染させる事②汚染:他人や公共物を自分の唾や痰又は、細菌・有毒物質・放射性物質などで汚染する事③邪淫、の禁止)。3. 不愚昧(○不勤勉、の禁止)。 4. 不貧窮(①怠惰②偸盗、の禁止)。悪い行為とは、罪を犯す事に因って因縁の世界に堕ちて行き、臆れ地獄(悪い霊界)に堕ちて行く様になる行為。 etc.又特に、自分がされたくない事は、他人にもしない事。》
四善の勧め《1. 善行(①修行の徳を積む②人を救けて自分の徳の器自体を大きく育てる③人徳を積む)。2. 清浄。3. 聡明(①学徳②真理の追究)。4. 裕福(①精勤②布施行)。善い行為とは、善徳が積めて、超作の時と同様に、いつも因縁を越えて或いは因縁が解けて又、新しい因縁を作る事もなく施れ天国(善い神界)に昇って行くか、神の世界に生まれ変われる様になる行為。etc.又特に、自分がして欲しい事は、自ら進んで他人にも行う事。※黄金律に生きる。》など。
②信仰上の戒律 :神様に向かって精進して行く為の戒律。《例:朝夕の礼拝、信者心得など、信者として守るべき約束事。》
③修行上の戒律:修行を成就させて行く為に、修行体系の中に組み込まれている戒律。《例:禁酒・禁煙・禁欲・菜食等の類》

【II】哲学 (『鼓道』の哲学:宗教的真理を対象とした、宗教哲学)

(1) DHARMA:神界の“DHARMA"を悟りに依って直感し、言葉も文字も無い“DHARMA”を言語化して行く事を為す 。学問の方では、此の真理 に対して間接的・否定的に捉えて真理自体を浮き彫りにして行くのに対して、(鼓道の)哲学では、神前修行等で「悟りの経験」に依って捉えた宗教 的真理に対して直接的・肯定的に捉えて行こうとする試みを為します。
(2)「空」の真理:“色即是空・空即是色”等。悟りの内容を、修行や日常生活に生かす'為に、真理を直感する様な文章を整えます。
(3)宇宙の叡智:全てに於いて相反する二つの性質が同居している事実を自覚して行く事から来る効用(因縁立替・禍福崎伏・二つを一つにする、 etc.)について詳述して行きます。

【Ⅲ】藝術

(1)『鼓』の藝術性:作曲による作品創りと、演奏の芸術性の追求は、様々な素材を起用して、それを常に藝術の領域に昇華させる事を目指し ます。
(2)『美』について :「美学」に於いて扱われる「藝術の美」の理想と、「『美』自体」や、「『美』の本質」を、"神の世界”に求め、藝術活動では「神 の模倣」を通して「神が此の世に在るように」と努め、“地上に理想郷を実現”せんとする為の活動に於いて追求して行きます。 (3)芸術活動の在り方:藝術活動は常に、卓越した技術による、感動する様な『美』の表現”を目指す事によって進められます。

【IV】学問 (『鼓道』の学問)

[一]「鼓」の学問
(1)リズムの研究
(2)ドラムの研究
(3)芸術学
(4)美学
(5)音楽学

[二]真理の学問
(1)比較宗教・比較哲学・比較思想を通して、真理自体を浮き彫りにして行く。
(2)補助学には特に、言語学と、歴史学とを加えます。
(3)一般教養 [三]「全てとは何か。」を、宗教的真理の直感知や霊的知識に加え、学問を通して森羅万象を知悉しながら総合的に把握して行く事を目指します。